消費税増税後の住宅購入について
こんにちは。
今回は、消費税増税前と増税後の住宅購入に関する話題です。
先日10月1日に消費税の増税が決定しましたね。
とりあえず26年4月から8%に増税されることになりました。
その増税を見越して消費税が5%のうちに住宅を購入しようとお考えになられた方も多かったようで、住宅メーカーの戸建の受注額やマンションの契約率等のデータにもはっきり表れているようです。
注文住宅等については9月30日までに契約をすれば、引渡が来年4月以降になっても消費税は5%で済むという取扱の影響が大きかったのかもしれませんね。
ただ、今回の消費税増税については、増税後の住宅購入に関していくつか対処をしています。
これは前回1997年に消費税が3%から5%へ増税された時の経験からでしょうね。
前回は増税後に住宅需要が大きく落ち込み、これが景気悪化の一因となりました。
では具体的にどういう対処がされたかと言いますと、
1.住宅ローン控除の控除額が拡大
住宅ローン控除の控除額は、年末ローン残高×1%で計算しますが、
控除の限度額が以下の通り増額されます。
現在 ・・ 最高20万円
8%で購入・・ 最高40万円
2.すまい給付金
消費税8%で購入した場合には、年収に応じて10万円~30万円の現金が給付されます。
ただし年収が520万以上の場合は、残念ながら給付はありません。
印象としては、増税前、増税後もトータルの負担額はあまり変わらない気がします。
もし消費税が上がる前に買わないと、とお考えの方は一度試算されてみてはいかがでしょうか。