マグロの初競り代金は何費?
今年も「すしざんまい」が落札しましたね。
金額はなんと1億5千万円というとてつもない額でした。
職業柄の癖でつい、この金額は何費になるんだうな~と考えてしまいますが、経営分析をする上では通常の原価部分の金額は「仕入高」に、それ以外の大部分の金額は「公告宣伝費」に区分して表示する方法が良いのではないかと思います。
ただこれが正しい、こうしないとダメ、というものではありませんので、経営者の考えや外部関係者(銀行等の債権者や出資者など)への影響などを総合的に判断して、表示方法もそれぞれ変わってくるのだと思います。
ちなみに税金計算だけを考えますと、どういう科目でも経費には変わりありませんので、全額仕入れでも良いですし、全額広告宣伝費等の科目でも特に問題にはなりません。
一方、漁師さんは落札金額の約8割が収入になるとニュースでやっていました。
これまた約1億2千万円(マグロ1本で!)という凄い金額です。
税金も沢山かかるんだろうな~と思いますが、もし個人事業主の場合には、あまり一般的ではないですが「平均課税」という特例が使えるのではないかと思います。
これについては、また次回ご説明したいと思います。